悲しいできごとがありました。
たぶん今後も繰り返すので、自分なりの対策を書いてみたいと思います。
後から読み返すとたいそう不思議な記事になりました。人によっては不快に思うかもしれません。
アスペルガーでHSPのぼくが定期的にぶつかるイベント
ぼくはアスペルガーでありHSPなんですけれども(現在、ADHDとアスペルガーは併発しえない論もありますが、ぼくは時期が違えど両方とも医師から指摘されたことがあります。ADHDにはHSPが多いと言われています。ここでは置いておきます。)
「人がどんな時に嫌な気持ちがするか」を予め想像するのが極めて苦手です。
小さいころから怒られては「人はこういうときにこういう気持ちがするのだ、覚えておこう」とスクラップし続けてきました。
しかし、まだまだサンプルは足りません。
今までに出会ったことのない関係性や、状況では、「生まれ持った想像力」がないぼくは人を傷つけてしまうことがあります。
さらにわるいことに、ぼくは元来まじめで、頑張り屋であり、人を喜ばせたいと思っているタイプです。根が悪いやつではありません。
(人並みにクズな面ももちろんあります。苦手な人もいます。その辺は普通。聖人ではない。)
人を喜ばせることが、たいていの行動のモチベーションになっています。
ちなみに「自分の喜びよりも、他人が喜ぶことに貢献しがち」というのは、ADHDにしばしばあることだそうです。
以上のことから、ぼくの人生には
「他人が喜ぶだろうと思って、まじめにコツコツ頑張っていたこと」が、相手が期待していたものとは全く異なり、
さらにそれが相手にとっては「あなたが喜ぶと思ってやっていました」などとはつゆほども思えない内容なので、
「性格が極めて悪い、または、人を傷つけ続けながら呑気に生きている」と指摘される
というイベントが何度も起こります。
特に中高時代はこれが顕著で、月に1回くらい起こっていました。
口数も多く、クラスでもよく発言するほうだったので、先生に「人前で強めに言っても大丈夫なヤツ」と思われて、人前で強めに怒られたことも何度もあります。
中高のときの部活の顧問は、ぼくのことを未だに「めちゃくちゃ性格の悪い奴」だと思っていると思います。
そのたびに、とくに中高時代は「自分は生きているだけで無意識に人を傷つけ続ける存在なのだから、生きていていいわけがない」と本気で思っていました。
そうでなくても、「元来人を傷つけたくない、喜ばせたいと思っている自分が、人を傷つけ続けていた」ということや「何十人かの前で性格を直せと怒られたショック、恥ずかしさ」に、
後頭部を鉄パイプで殴打されているのような痛みがガンガンと1週間程度続くことがありました。
そして最近、これに似たようなことが起こりました。
予防策
予防としては、「相手の気持ちが読めないことがあり、時々変なことをするかもしれないが、悪意があって傷つけたい場合はほぼない。疑問を持ったら、小さいうちに本人(ぼく)に問い合わせてほしい」と言って回ることです。
近々、このためにブログの自己紹介を更新するつもりです。
これを名刺がわりに、新しく付き合いの始まる人全員に見てもらいます。
また、ぼくを「基本的には悪意のない人、人を傷つけようという気があまりない人」だということを無条件に信じてくれる人とのみ、深く付き合っていくことも、重要です。
発生してしまったとき
予防策をもってしても、この事態が発生してしまったときのことをまとめます。
相手とすること
・相手になにが原因でどういう気持ちになったのかを聞く
・謝罪する
(・相手が説明を求める場合は、こちらの意図を短く簡単に話す。ここは信頼関係の深さによる。)
ここまでは、相手とやること。
現状では、相手から求められない場合はこちらからの説明はしなくていいと思っています。
僕自身はこのとき、自覚がないかもしれませんが、かなり大きなショックを受けています。相手に適切な返答が返せず、相手をさらに嫌な気持ちにさせるかもしれません。
また、相手が怒っている場合、こちらの話は日本語として受け取られないことがあります。
つぎに、一人になってから、自らの精神を回復するフェーズ。
ここからは、未来の自分に読ませるつもりで、二人称「あなた」を用いて書いていきます。
ひとりになってからすること
休みを2週間くらいとる
これは、今回の様子をみて、期間を微調整する予定。
「あなたに悪気はなかった」と言い聞かせる
あなたの性格上、反省していないとか、申し訳ないと思っていないはずがありません。
とても後悔して、とても落ち込んで、とても申し訳ない気持ちになっていると思います。
これを機に学び、同じことはもうしないと決めていると思います。
相手にも謝罪が済んでいます。
それで十分です。
これ以上あなたが落ち込んでも、相手の気分がよくなることはないし、
逆に相手はもうスッキリして笑って生きているかもしれません。
「今から先のあなたの人生」は、あなたが決めるのです。
あなたが今後の人生を泣いて過ごしたとして、相手はそれを弁済してくれません。あなたの人生です。
「ケロっと元気にしていたら相手に申し訳ない」などと思わなくてよい。
いつまでも泣いていたら、自分を責めていたら、時間がもったいないです。
「落ち込む時間の長さや、落ち込み具合」と「反省の深さ」に相関関係はありません。
『あなたに悪気はなかった』のは、本当のことです。悪気がなかった点について、おおいに褒めていい。
「相手の気持ちを知らなかったこと」は、あなたの落ち度ではありません。
あなたはアスペルガーだからです。
ひとつずつ知って、覚えていくのが、あなたです。
「故意でなく落としてしまったボールが、人に当たってしまった」ら、相手は「痛い」と思うので私は「ごめんなさい」と言います。
「故意でなく落としてしまったボールが、人に当たってしまった」のに「私は人にボールをぶつけようとする悪い人でごめんなさい」と反省する必要はありません。たとえ「人にボールをわざとぶつけようとするなんて悪い人ですね」と言われたとしても、です。
悪気があったかなかったか、素直に思い出してください。
誰でも大きい小さいの差はあれど、間違えてボールをぶつけ、またぶつけられます。
ただそれだけです。
薬を飲んで、寝よう
薬を飲んで寝よう。
考えごとが多くて寝付けないときは、ソラナックス(アルプラゾラム (※1)を飲むと、寝付けます。
(失声症になったときもソラナックスを飲んで寝る。翌日になっても声が出る気配がなければメンタルクリニック予約。)
ショックがあってから1ヶ月くらいは、ジェイゾロフト(SSRI)を増量しよう。(※2)
飲むのは甘えとかではない。トイレ行けなくなったりごはん食べれなくなったりしたらヤバイから飲んでおこう。
睡眠時間が少し増えても大丈夫。
食べ物はタンパク質を中心に摂りましょう。セロトニン大事。
風呂入れなくても自分を責めない。
入る気分になったら入ろう。そして自分を大いに褒めよう。
できることから少しずつやろう
はじめは何をやるにも辛いと思う。
無理にやろうとしなくて大丈夫。
不安は少しずつ消えていきます。
やってみたくなったことから手をつける。
手をつけようとして「うっ」となったらやめる。やめてよい。よくその時点でやめられた、素晴らしい。
ちなみに今回は、英単語帳を開けたのが最初。次がこのブログ。
少しずつで大丈夫。
(※1) 大きなショックがあったときや、過呼吸になったときのために頓服でもらっている薬
(※2)かおるんは、医師に「メンタルがひどく落ち込んだ場合に、途中から自己判断で増量できるように」とジェイゾロフトを約1ヶ月分持たせてもらっています。
診察と診察の間に自己判断で薬をを増量してよいかは、あらかじめ医師にご相談ください