早起きの習慣が全くないのに、「さて、明日から早起きしよう!」と決意して5時くらいに目覚ましをかけたことはありませんか?
翌朝起きられなくて、意志の弱い自分にがっかりしたことはありませんか?
または、起きられたけれども眠くてぼんやりしてしまったことはありませんか。
私は、何度もあります!
今日は、そのおはなし。
早起きは一日にして成らず
1時就寝8時起きの人が、23時就寝5時起きを目指す場合を考えます。
失敗例1. 起きられない
早寝早起きを習慣化する場合、「とりあえず今日から5時に目覚ましをかける」のが最も安易なやり方です。
この方法で起きられる人もいますが、ほとんどの人は起きられません。
目覚ましに気づかない、
寝ぼけて目覚ましを止めてしまう、
目覚ましを止めたあとに二度寝してしまう、
などなど。
これは、意志が弱いからでもなんでもなく、ただ単に身体が睡眠を必要としているからです。
失敗例2. 寝られない
1時に寝ていては5時に起きるのが難しいということがわかりました。次の方法は「23時に寝るようにする」です。
前日まで1時就寝だったのに突然23時に寝ようとしても、なかなか寝付けません。
寝付けないからとテレビやスマホを見てしまって、結局1時近くになってしまうこともあります。
結局1時に寝ることになり、やっぱり5時には起きられないということになります。
失敗例3. 起きられたけれど眠い
意志の強さと運で、1時に寝ても5時に起きられてしまうことはあります。
この場合にも問題はあります。
それは、「起きてから数時間、とても眠い」ということです。
眠くなくても、頭がボーっとしてしまって仕事が捗らないこともあります。
早起きの醍醐味は、「意志力の高い早朝に普段できないことをやってしまって、残りの一日を悠々と過ごす」ことです。
私は1日1つずつブログを書いていますが、早朝にブログが書きあがったあとの一日は楽しくて仕方ありません。
これを体験すると「早起きしてよかったなあ」と思います。
5時に起きることができても、ブログを書けないくらいボーっとしてしまうようでは、早起きの意味がありません。
起床時間を早めるなら30分まで
この問題の解決策は「毎日少しずつ起床時間を早める」ことです。
いつも1時に寝る人が23時に布団に入っても寝られないかもしれません。しかし0時半には寝られる人がかなりいるのではないでしょうか。
理想をいえば15分ずつ。
経験上は30分以上起床時間を早めても、起きて数時間は頭の半分を「眠いなあ」が占めることになります。
目をあけてすぐにばっちり脳を起こすためには、
- 太陽光をあびる
- 飲み物を飲む
などが効果的です。
とくに、太陽光を浴びることで、夜にしっかり眠気がきます。結果として、質の高い睡眠が可能になります。
睡眠不足に注意
23時に布団に入っても1時頃まで眠りにつけず、しかし5時には目覚ましをかける生活にすると、
脳が休んでいる時間は1時~5時までの4時間になってしまいます。
こうなると、脳は睡眠不足になります。
毎日これをチャレンジしていると、睡眠不足が溜まり、自律神経が乱れます。
早寝することで予防になるとか、発症を遅らせることができる病気もいくつもあります。
早起きも大切ですが、寝不足にならないために、早寝も心がけましょう。
1時寝5時起きでいいと思うのはあまりよくありません。
ナポレオンは3時間しか眠らなかったけれどお昼寝はしっかりしていたという説もあります。
タスク管理の必要性
早寝するために、タスク管理が必要だなとつくづく思っています。
私の夜更かしの原因の95%は
- なんとなく
- しなければならないことが終わらない
のどちらかです。
30分ずつ起床時間を早めるとしても、最終的には23時就寝を目指しているなら、23時にお布団に入れるようにタスク管理をしなくてはなりません。
「早起きするぶん前倒しになるから、5時起きになれば自然と23時までにその日のタスクが完了するはずだ」というのは少しだけ違います。
学生や社会人の場合、帰宅時間が早まらない限り
- 夕食
- お風呂
- 歯磨き
- 翌日の準備
などは前倒しにならないからです。
たとえば、帰宅時間が21時だとします。
1時までには4時間あり、23時までには2時間しかありません。
不要なものは止め、この時間でなくてもできるものはほかの時間にずらすなどの工夫が必要になります。
タスクの見直しも、早寝早起きしたいときにはぜひ気を付けてみてください。
早起きする価値
こんなに色々書けば「早起きって、そこまでしなくてはいけないもの?」という疑問が浮かぶ人もいるはずです。
私は、「そこまでしても早起きする価値がある」と思います。
早めに起きて、やりたくないこととやりたいことを1つずつくらい済ませてから始まる1日は、余裕があって自己肯定感があり、充実します。
早寝早起きは、本当に本当におすすめなのです。
一度その快感を知ると、何かで生活リズムがくずれてしまっても「また早寝早起きの生活にしたい」と強く思います。
ぜひ。
おすすめです。