先日、プロシオンF(細字)を購入し、 » プロシオンFレビュー ステンレスニブで金ペンの書き味!
さらに、6か月経ったレビューを書きました。
» プロシオンFを購入して6ヶ月経ったレビュー
そんなわけで、どうしても欲しくなってプロシオンM(中字)を購入してきましたので、ご紹介したいと思います。
購入した理由
プロシオンFを使用していて、持ちやすさ、字を書く時の疲れなさに驚いたからです。
はじめは「少し重いかな」と思っていましたが、その重さがとてもよいのです。安定します。
万年筆初心者だった自分が、万年筆らしい(筆圧をかけない、ボールペン等より少し寝かせた)持ち方に慣れることができたのは、プロシオンのおかげです。
当初は手帳などにも書き込めるようにと細字を購入しましたが、こんなに書きやすいなら長時間ノートに字を書くときにも使いたいと思うようになりました。
また、大好きなこの万年筆で、インクの濃淡をもっと楽しんでみたいと思いました。
ボディカラー
前回のFはパーシモンオレンジ、今回はターコイズブルーにしました。
両方ともマットな手触りで、近くで見ると少しキラキラして見えます。
指紋が気にならないのもよいところ! (白のみ、陶器のようなつるつるの表面なので気になるかも)
ありそうでなかなかない、しゃれた色味です。
書き心地
細字を購入したとき「ぬるぬる」と表現しましたが、中字と比べると「サラサラ」だったかなと思います。
中字のほうが、ぬるぬるしています。
「ぬめぬめ」「ぬらぬら」というような重さはなく、紙の上を軽やかに滑ります。
本当にボディのバランスがよいので、筆圧を全くかけなくても大丈夫です。
ペン先がプレピーやプレジールより少し長く、薄いため、少し撓ります。
ひらがなも、漢字も、きもちよく書くことができます。
F(細字)とM(中字)との字幅の太さ比較
ともにプロシオン。左が中字、右が細字です。
お迎えしたプロシオンMは、お店にいた中で最もインクフローが良い子でした。
それも理由かもしれませんが、プロシオンのMは、プレジール中字やkakunoのMと比べるとほんの少し太いです。
したがって、A罫のノートに行を開けずに書く場合は、字がつぶれてしまうと思います。
1行飛ばしなら、大丈夫そう。
手帳にはもちろん中字は不向き。
ぼくは万年筆を使うときは、罫線は無視してのびのび書きます。こういうタイプの人は、中字のほうが楽しめると思います。
中字では、書き始めと書き終わりのインクの濃淡もしっかり出ます。
書いたときの字幅の比較は、以下の動画にあります。
4:54〜 プロシオンの細字と中字で書いたときの筆跡の比較
9:32〜 他の万年筆との筆跡比較
11:31〜 筆跡比較 まとめ
動画のコメント欄の一番上に、タイムスタンプがあります。時間(青字)を押すと、その時間から再生することができます。
プロシオンの細字と中字どっちか迷っている方へ
プロシオンの細字か中字かどちらかで迷って当記事を訪れてくださる方が多いようなので、追記します。
書いた時の字幅を見て選びたい場合は、上に挙げた動画の9:32や11:31を見ていただくとお分かりいただけるかと思います。
これはA罫に書いた時のものなので、今後、他の罫線に書いたものも載せていきたいなと思っています。
こんな人には細字(F)がおすすめ
- 手帳やメモ帳に小さい文字も書きたい
- B罫やC罫のノートが好き(行間をあけずに書く)
- 普段0.3や0.4のボールペンを使っていて、同じ感じで使いたい
- 少しサリサリした書き味も好き
逆に、以下のような人には中字(M)がおすすめです。
- ぬるぬるぬらぬらの万年筆が好き
- 中字や太字の万年筆が好き
- ノートの罫線や行間を気にしない
- インクの濃淡をよく楽しみたい
まとめ
- プロシオンは持ちやすく書き味がなめらか
- キャップがあけやすいのに、かわきにくい
- ボディカラーが良い
プラチナ万年筆 PROCYON プロシオン 細字 中字 万年筆PNS-5000