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桃源郷の前に、アンジュルム2代目リーダー竹内朱莉さんの考察について簡単にまとめておく

6月に卒業が発表されたときにはまだまだ先だと思っていた笠原桃奈さんの卒業ライブが近づいてきた。
このライブの前に、リーダー竹内朱莉さんの考察について簡単にまとめておくことにする。

経緯

経緯としては、以下のようになる。

考察を始めた動機・理由

今年8月から考察を始めた理由は以下の通りである。

  1. 現アンジュルムメンバーによる竹内朱莉リーダーの評価と、和田彩花さんが想定していた、また現在想定している竹内朱莉リーダー像が異なりすぎるから
  2. 竹内朱莉さんは、2代目リーダーに選ばれたとき、たぶん和田さんの選択肢の中で最後の一人だったと思うが、一般的に言えば竹内朱莉さんははっきり言って和田さんよりずっとリーダー向きであるから。それなのに和田さんに評価されていなかった理由が知りたいから
  3. わたし自身が、「初めの一人」「立ち上げの一人」にはなれるが、「引き継ぐ者」「継続する組織にして次の人に繋ぐ者」になれないタイプなので、「最高の2代目人材」の竹内朱莉さんにとても興味を持ったから
  4. わたしは竹内朱莉さん寄りのアンジュルム箱推しであり、竹内さんがアンジュルムを卒業した後もアンジュルムを応援していきたいと思っている。竹内朱莉さんのファンとして、竹内朱莉さんがアンジュルムにもたらした要素をなるべく詳しく知った状態で「竹内朱莉さんのいないアンジュルム」を応援したい。

理由の1と2は近い。興味をもったきっかけが1で、少し調べていくうちに2に気づいた。

理由1は、「なまたけ」において和田さんが「前はすぐキレていたけど、リーダーになってから変わってきたと聞いている」と発言した。
これに対して、私はハロプロTOKYO散歩で竹内さんが自身の長所として「怒らない」と書いており、メンバーもこれに賛同していたことから違和感を持った。

また竹内さんが「わだちょには甘えとしてずっと反抗していた」と述べていたことから、「竹内さんは、和田さんがいたからこそ安心して反抗していただけで、リーダーになった時から単にそれをやめたのではないか」と予想を立てた。

和田さんは「リーダー就任前は怒りを抑える技能が無かったが、リーダーになってからその技能を身につけた」と取れる発言をしており、リーダー交代から2年が経っても未だに和田さんがこれを勘違いしている理由が気になった。

3と4は個人的な事情である。

注意書き

この考察は、和田彩花さんを批判するものではない。

初代リーダーとしては和田彩花さんが適任であり、2代目リーダーとしては竹内朱莉さんが適任であったと思う。

また、竹内朱莉さんは自身のことをあまり多く語らないこともあって、和田彩花さんが竹内朱莉さんの資質に気づかなかったことについて、和田彩花さんの過失は無いと思われる。
竹内朱莉リーダーの、メンバーの理解の解像度が高いことについては、竹内朱莉さんの大きな長所・才能であるとしか言えない。

竹内朱莉さん、アンジュルム、2代目リーダーについての資料

資料の入手手段

比較的多く情報量を得られた活字資料(発売順)

特に「アンジュルムと書いて、青春と読む。」と「IDOL AND READ 027」の貢献が大きい。
前者は、他のメンバーによって竹内朱莉さんリーダー就任前後の変化が語られている。最近では「リーダー就任前後であまり変わらない」という評価を耳にするが、この時期に語られた内容は詳細であり、現在「リーダー就任前後であまり変わらない」と言っているメンバーも、変化を述べている。

比較的多く情報量を得られた映像資料

参考資料

考察する論点(見出し6~10の5点)

まとめたい点、考察したい論点は以下である。

  1. 竹内朱莉さんがリーダーになってからの、竹内朱莉さんのアンジュルムへの貢献や、アンジュルムに起きた変化(外部からの変化も、内部からの変化も含む)
  2. 竹内朱莉さんが2代目リーダーに決まった流れを時系列で確認
  3. 竹内朱莉さんのリーダーとしての振る舞い、先輩としての振る舞い
  4. 和田彩花さんのリーダーのありかたと竹内朱莉さんのリーダーのあり方。初代リーダーに必要な要素と、2代目リーダーに必要な要素。
  5. 2019年7月以降、アンジュルムにとって竹内朱莉さんは「何」であったか

不足だらけだが、時間的に間に合わなくては意味がないため、5点に絞る。
早速はじめる。

竹内朱莉さんがリーダーになってからの、竹内朱莉さんのアンジュルムへの貢献や、アンジュルムに起きた変化

まずは、竹内朱莉さんがリーダーになってからの、竹内朱莉さんのアンジュルムへの貢献や、アンジュルムに起きた変化について。

わかりやすい変化、外からの変化

ファンなら感じている人が多そうな変化

個人的に感じているもの

  1. 「アンジュルムという枠組みが好きな人」がメンバーとして加わった
  2. 「スキルを持ったメンバーの集まり」から「内部でスキルを育てられる組織」になった
  3. アンジュルムが「メンバーであることがゴール」という集団から、「アンジュルムを卒業して叶えたい夢ができたらいつでも卒業してよい場所」に変わった。(それ以前では、田村芽実さんがイレギュラーとしてあったくらい)
  4. 全員がメンバーとして参加していながら、常に歌やダンスのスキルアップを目指すようになった

1については「竹内さんが憧れの先輩であり、理想のアイドルがアンジュルム」という橋迫鈴さんの加入、
アンジュルムのためのオーディションで入った9期メンバー川名凜さん・松本わかなさんが挙げられる。

3については、それ以前では、田村芽実さんがイレギュラーとしてあったくらいだが、
和田さん卒業以降は、勝田里奈さん・室田瑞希さんが明確な叶えたい夢のために(それを公表した状態で)卒業しており、笠原桃奈さんもこれにあたる。

竹内朱莉さんが2代目リーダーに決まった流れを時系列で確認

和田 勝田 竹内 中西
2015/11/29 サブリーダー就任 サブリーダー就任
2018/04頃? 和田・2期へ卒業相談(1)
2018/04/05 卒業発表
2018/12/19 左アキレス腱付着部炎でライブやイベントではMCのみ参加、たくさん考えた(2)
2019初め 事務所と卒業相談を始める (2)
2019/03/30 パフォーマンスに復帰
2019/05下旬 2代目リーダー打診、決定 (1)
2019/05/25 2代目リーダー発表
2019/06/18 卒業
2019/06/26 卒業発表
2019/08後半 卒業決定 (3)
2019/09/25 卒業
2019/09/27 竹内に卒業報告?(3) (注2)
2019/09/28 メンバーへ卒業発表?(3) (注1)
2019/09/30 卒業発表

(1) CD Journal 2019 秋号 (2019/11/01)
(2)アンジュルム 中西香菜の卒業に関するお知らせ 
(3) アンジュルム・中西香菜、「甘えてはいけない」グループ卒業を決めた理由

(注1) 実際に報告したのは、(中略)勝田の卒業コンサートからわずか3日後にグループが出演したイベントの本番直後だったという。https://www.crank-in.net/interview/70912/1 及び 9/28にRakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTERにアンジュルムが出演していることから。
(注2) 同期のタケ(リーダー・竹内朱莉)には前日に伝えていた (出典は1と同じ)

竹内朱莉さんのリーダーとしての振る舞い、先輩としての振る舞い

和田彩花さんからの評価

他のメンバーからの評価

他のメンバーから「まとめてくださっている」「以前と変わらない」「そもそもリーダーっぽかった」「和田さんのひとつ手前のリーダーだった」など。
「以前は和田さんがまとめ役で、竹内さんは室田さんなどと盛り上げる役目だったが、今は竹内さんがまとめ役をしてくださっている」

(出典は主に「アンジュルムと書いて青春と読む。」)

和田彩花さんとメンバーからの認識の差異についての考察

他のメンバーが「和田さんがまとめているから、竹内さんは盛り上げ役だった」とみなしている中、和田さんだけはそれに気づいていなかったのではないか?

残る疑問2点

和田彩花さんのリーダーのありかたと竹内朱莉さんのリーダーのあり方。初代リーダーに必要な要素と、2代目リーダーに必要な要素。

和田彩花さんによる省み

アンジュルムックによる。和田竹内対談より、和田さんの発言。

竹内朱莉さんの発言より

アンジュルムと書いて青春と読む。(2019年9月末時点)による。竹内インタビューより

和田/竹内 違い

感情が大事/結果が大事
全員が納得していることが大事/そんなことは言わない(多分)
それぞれの違いは愛で乗り越えられる/そんなことは言わない(多分)
メンバーを捉えることにおいて解像度が低い/高い
怒ることがある/怒らない
アンジュルムとして目指す形が比較的明確/ない

2019年7月以降、アンジュルムにとって竹内朱莉さんは「何」であったか

今のところ2案あり、検討する時間はなかった

一人のメンバーとして、変わらずに存在し続けた

ひとつめは、「ただのメンバーであり続けた。変わらずに存在しつづけた」というもの。
竹内さんは、他のどのメンバーとも1対1のメンバー同士のコミュニケーションが取れている様子がある。
たとえば「りかみこ」「かみかさ」などのペア呼称があるが、
「たけかむ」「あかりかこ」「たけかみ」「たけかさ」「たけりん」「たけケロ」「たけため」「たけわー」
というと(わたしが今適当に名称をつけたものもある)
花鳥風月やサファイヤルビーで共演のない「たけわー」のイメージはつかないが、
他のどの2人の組み合わせも、「こんな関係だな」「互いにこう思っているだろうな」というのが想像がつく。

外に対しても、内に対しても、壁となった

ふたつめは、「壁」
内に対しても、外に対しても、壁になりつづけたのではないか、というもの。
外から投げられるものが内部のメンバーに当たらないように。
そして、不安になったメンバーがいつでもよりかかれるように。

また『IDOL AND READ 027』において「スキルアップの時間になればいい」と述べている。

2021年11月13日時点では以上である。

他に竹内朱莉さんの魅力について書いた記事
» アンジュルムのリーダー竹内朱莉さんの意外な魅力がわかる動画4編
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