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ハロプロのファンクラブに入ってしまった - アンジュルム新規のひとりごと –

ハロプロのファンクラブに入ってしまった。

目次

そもそもわたしは℃-uteのファンであった

そもそもわたしは℃-uteのファンであった。今もファンである。
解散してしまったが。

2014年ごろから℃-uteが好きになったような気がする。

ライブに行ったりイベントに行ったりするファンではなくて、
シングルを少しずつiTunesで買うくらいだった。

℃-uteの曲をだいぶ覚えて、そろそろライブに行こうかなと思ったあたりで、℃-uteが翌年解散してしまうことが発表された。
2016年のことだった。

2017年に℃-uteが解散してからも、℃-uteのMVをYouTubeで見続けていた。
すると、おすすめにとてもかわいい女の子のサムネイルが表示されるようになった。

ずっと℃-uteだけが好きだったけど、
他のグループにかわいい子がいるんだなとだけ、そのときは思った。

少しずつその女の子がいるグループのMVも見るようになった。
おなじハロプロの、アンジュルムというグループだ。

そのあとの数年のことはあまり覚えていないけれど、
去年のいつからか、その女の子の新しいサムネイルが頻繁におすすめに表示されるようになった。
新曲だったようだ。その動画も何度か視聴した。

ジョギング用にBPM165くらいの曲を探す必要があった

わたしはそのころちょうどジョギングを始めた。
ひ弱で運動も得意じゃないけど、どうしても運動を始める必要ができた。

「走るペースがわからないときは、音楽をきいてそれに合わせて走るといい」と教えてくれた人がいて、
走るのにちょうどいい音楽を探す必要がでてきた。

iTunesに入っている曲のBPMを調べたけど、165から170くらいの曲はあんまりなかった。
もっとアップテンポの曲ばかりだった。

時々MVで聴いてるあの曲はどうかなと思って、アンジュルムの曲のBPMを3曲くらい調べた。

初めてスタバに行った時から30回くらい連続でキャラメルフラペチーノしか頼まなかったような性格なので、その時に知っているのはまだ3曲くらいだった。

そのうちの1曲が、ほしいBPMにあてはまっていた。

走る時にリピートで流し続けるために、その曲を買った。

その曲を流しながら、合計で150km近くを走った。

それだけ繰り返し聴けば、だんだん声を覚えてくる。

ジョギングが終わって帰ってから、「この声の子は誰なんだろう?」と思ってMVを見なおすことが増えた。

顔がわかったら、次に走っているときにはその子のソロパートで顔が浮かんだ。
顔を覚えた子たちがサムネイルになっているMVにも次々に手を伸ばすようになった。

アンジュルムの歌詞はわりとロックで、だから挫折した人のことを勇気づけてくれた

ちょうど2020年の終わりから2021年の頭ごろ、大きくはないけど大切な挫折をした。

アンジュルムの歌詞はわりとロックで、だから挫折した人のことを勇気づけてくれた。

ジョギングだけではなく、挫折したあとで人生を走り続けるために、次々と曲を買っていった。
不安で何も手につかなくなりそうなときも、アンジュルムの曲をかけながらだったら作業ができた。

2021年6月にアンジュルムの新曲が発売されることがわかって、
℃-uteのときのようにiTunesで買おうと思っていた。

しかし、ネットでCDを買うと直筆サインがついてくるというのを見て、それを購入した。
確かその日は疲れていて、癒しが欲しかったような気がする。
150km走る中でずっと「乗り越えたい」「立ち上がれ」と可愛くて力強い歌声に力付けられた、その子のものを購入した。

それは一生変わらないだろうと思って、自分を許した

注文を完了させたとき、やってしまったな、とちょっと思った。
℃-uteのCDだって一枚も持っていないのに、と思った。
でも、一番好きなアイドルグループは、と聞かれたら、真っ先に℃-uteと答える、それは一生変わらないだろうと思って、自分を許した。

ひとりのサイン入りCDを購入したその日から、MVを見てもライブ動画を見ても、その子だけが特別可愛く見えるようになった。
不思議な現象だと思う。
iTunesで℃-uteの曲を買っていたときには起こらなかった現象だ。

ライブで歌い踊る彼女を見に行かなければならないと思った

その子はいま23歳だから、あと1〜2年で卒業するだろうと思う。
ライブで歌い踊る彼女を見に行かなければならないと思った。
℃-uteで散々学んだことだ。

世間の諸事情で、アンジュルム単独ライブの開催予定はなくて、ハロプロのグループ全体を縦割りしたユニット単位でのコンサートしかない。

℃-uteのライブは、卒業コンサートは別として、いつも前日までチケットを売っているイメージだった。
だから、一般発売でチケットを取ろうとした。

が、取れなかった。
1分で完売した。

この数年でハロプロの人気がとても上がったのか、諸事情でライブが少ないせいなのかはわからない。
わからないが、その子の卒業までは1〜2年しかない。

ファンクラブ先行で取るしかないのか、と、入る気のなかったファンクラブが頭をちらついた。

時代のせいもきっとあったけど、あんなに実力があってすごかった℃-uteをうまく売り出してくれなかったハロプロには、ちょっと恨みみたいなものがあって、ファンクラブに入るのはなんだか気が引けた。

でも見に行かなくちゃと思ってファンクラブに入った。

入ってしまった。

業が深いなと思う。でも後悔はしていない。

いま活動している中で一番好きなアイドルグループは、と聞かれたらアンジュルムだし、

いま活動している中で一番好きなアイドルグループは、と聞かれたらアンジュルムだし、
すべてのアイドルグループのなかで一番好きなのは、と聞かれたら℃-uteだ。

奇しくも、その23歳の子は元々℃-uteのファンで、
それがきっかけでステージに立つことを目指したらしい。

わたしが一番好きなアイドルグループとして℃-uteを殿堂入りさせていても、許してもらえるんじゃないかと思う。

ちょっとだけ清々しい気持ちで、ファンクラブイベントと、ライブのファンクラブ先行に申し込んだ。
まだ当選してないけどね。
早く何か当たって、見に行きたいなあ。

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