こんにちは。アンジュルムのここ数ヶ月の新規ファンです。
竹内朱莉さんの歌声とキャラクター、リーダー論が大好物です。(一番の好物はアンジュルムという群像劇です。)
アップフロントチャンネルに2020年に行われていたThe Balladというコンサートの、回ごとのダイジェスト映像があります。
サムネイルや検索では、竹内朱莉さんの歌が入っている回が調べづらく、この記事でURLをまとめたいと思いました。
せっかくなので各曲の自分にとって一番好きな回をピックアップしておこうと思って、曲ごとに聴き比べをしました。
動画のサムネイルが表示されているのが、曲ごとの一番好きな回です。(個人の感想です。)
サムネイルも、文字に貼ってあるリンクも、竹内さんの歌唱部分から始まるように頭出ししてあります。
記事の最後に、聴き比べをして気づいたことを記載しておきます。
「雪の華」
12/19 2020 16:00~ Cerulean Tower Ballroom(7:52~) ★
12/5 2020 14:30~ MORI・NO・HALL21(4:48~)
11/22 2020 14:30~ NAGOYA CIVIC ASSEMBLY HALL(5:40~)
11/3 2020 14:30~ PACIFICO YOKOHAMA(11:45~)
09/22 2020 14:30/18:15 Zepp Namba(3:06~)
「やさしさで溢れるように」
11/23 2020 18:15~ Cerulean Tower Ballroom(12:07~) ★
10/11 2020 18:15~ Saitama Citizens Hall OMIYA(3:38~)
10/4 2020 14:30/18:15 Hitotsubashi Hall(7:02~)
「First Love」
11/29 2020 13:30~ KISSEI BUNKA HALL(2:33~) ★
11/14 2020 18:15~ TACHIKAWA STAGE GARDEN(1:47~)
「最後の雨」
11/21 2020 18:15~ NTN CITY HALL(3:56~) ★
「ひこうき雲」
10/10 2020 18:15~ Noda City Cultural Center(4:22~) ★
どの曲でも、最後の1回をいちばん良いと感じる
たとえば「雪の華」なら9/22・11/3 ・11/22・12/5・12/19の5回を見つけることができました。
これを聴き比べて、自分の一番好きな回を見つけようとすると、最後の12/19のものでした。
他に複数回の歌唱を見ることができた「First Love」「やさしさで溢れるように」もそうなのです。
素人耳ですが、それぞれ表現が豊かになっていたり、サビ前後の盛り上がりが調整されていたりと、回を追うごとに完成度が高いように感じます。
毎度自分の映像を確認して、練習や調整を重ねているってことですよね。
ここ数ヶ月で少しずつ竹内さんのことを知ってきていたので、そういう調整はされているだろうと感じてはいましたが、ここまで目に見えて(耳に聞こえて、か)わかるほどであることをに感激しました。
間が1週間しかないものもありましたが、それでも後のもののほうがよく聴こえました。
初回がシンプルで素直な歌い方であることからわかる誠実さ
では初回は聴きごたえが無いのかというと、そうではありません。
序盤の回では、情感はこもっていながらも、シンプルで素直な歌い方をされています。
だからこそ、例えばFirst Loveでは孤独感や辛さが浮き彫りになるようで、心にくるものがあります。
リズムなどは序盤の回のほうが譜面どおりです。
これは、回を重ねるにつれて雑になるということでは勿論ありません。
日付が後ろの回から順番に聴いていくと、「あ、さっきよりこっちのほうがリズムが正確なんだな、でも表現としてはさっきのほうが好きだな」となるのです。
計算しつくされているのでしょうか。もはや怖い。
勝手な想像ですが、初日には「初日に歌うのにもっとも適した状態」で持っていっているのではないかと思います。
小さいスタジオで表現をつけても、大きな会場で反響を含めて聴くと、想定していた表現にならないことがあります。
(私はこんなに大きな会場で歌ったことはありませんが。カラオケでも、2人しか入れないような部屋と、小さいステージがついているような特別ルームで聴こえ方が違うという経験をした人は少なくないのではないでしょうか。)
だから、最もわかりやすいシンプルな状態で初日を迎えて、毎回映像で確認するのを繰り返しているのかもしれないと思いました。
これはすごく難しいことだと思います。
まず、シンプルな状態で、作品として成立させなければならないからです。
ラーメン屋さんでいう看板メニューの「ラーメン」とか、おうどん屋さんで言えば「かけ(温)」
にあたるかなと思います。
いちばん誤魔化しがきかない状態です。チャーシュー好きのお客さんがチャーシューを沢山載せて、「ラーメンは普通だったけど、チャーシューいっぱい食べれたしいいか」と思ってくれることはありません。
うまく聴こえるようなテクニックや手癖に走らずに、しかし聴きにきたお客さんをしっかり満足させることができるということです。
そして、歌に対する誠実さ、音楽に対する誠実さをとても感じます。
幸せなことに、すでに何度か竹内さんの歌を生で聴くことができました。
竹内さんの歌の好きなところは、感想として「上手い」より先に「楽しい」を感じることです。「歌がうまいという感動」よりも「曲じたいへの感動」が先にくるところです。
聴き終わった瞬間は「わー楽しかった」と思っていて、ふと我に返ってから「めちゃめちゃ上手かったな…?!」とびっくりします。
上手なのに、それを押し出していないのだと思います。
竹内さん自身が、楽しい気持ちや音楽そのものを届けたいとか、持って帰ってほしいと思っているからだと思います。
竹内さんが今後どんな道を進まれるのかわかりませんが、歌い続けてほしいと心の底から願っています。
(竹内さんに対してそうしてほしいと願っているのではなくて、「竹内さんがよいと思って選んだものに、結果的に歌が含まれていたら嬉しい」の意味。)
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