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「奥さん、すごくかわいいんだって」ADHDの私を支える、友人からのことば。

わたしの脳には、ADHDという特徴があります。

ADHDはこんなことができない

普通の人ができることで、私にできないことはたくさんあります。

最近では、

服装を頻繁に間違えるので頻繁に風邪をひく

ことに困っています。

起きてから出かける支度をするときの時間の見積もりを間違えているので、たいてい服を決めるときには遅刻しかけていて、天気を見ている暇なんてありません。

そのため、服装は「そのへんに掛かってたから」とかいう感じで決めます。

なので、出かけてみてから「わー服装まちがえた。ちょっと肌寒い」と思うことがとても多いのです。

私は「全てのことに意味がある」と思って生きている

私は、私の身に起こるすべてのことに、意味があると思っています。

脳の傾向もそうですが、アレルギーが酷いことや病気をしたことなども。

ADHDのために周りの人よりも失敗が多いので、その失敗に意味付けをしないと生きていけないのかもしれません。

たとえば。

花粉症が小さいときから酷かったため、花粉症の症状を抑えるワザは色々知っています。
最近、友人が花粉症デビューして大変そうだったときに、私がしている対策をたくさん伝えることができました。

このとき、「私が花粉症と長く闘ってきた意味のひとつはこれだな」と思いました。

私のADHDに意味があるなら、知りたい。

その中で、私が自分でなかなか意味を見つけられないのがADHDです。

遅刻やなくしものをたくさんします。
自分が思った通りに行動できないことも多いです。

自分のADHDにはきっと意味があるんだろうと思っていますが、具体的に何かといわれるとさっぱりわかりません。

「私のADHDの意味を教えてほしい」と考えることがしばしばありました。

友人の上司のことば「奥さん、すごくかわいいんだって」

私の友人に、幼児の特別支援にかかわるお仕事をしている人がいます。
この友人と話していた時に、「私のADHDの意味がまだ分からない」という話をしました。

すると、彼女は上司とその奥さんの話をしてくれました。

彼女の上司の奥さんは、診断を受けているわけではないが、上司からみるとADHDなんだそうです。

そのために困難もあるようなのですが、その上司は、奥さんを「すごくかわいい」と言うんだそうです。
顔がとかいうことではなさそうで、ADHDであるがゆえの言動がかわいいというような話でした。

私にとって、かわいいとは「無条件に存在を肯定されること」のような気がして嬉しかったです。

おわりに

この話をきいたあとに、こうしてブログを書き始めたり、発達障害の子の家庭教師をする機会があったりして、

私のADHDの理由はこれかも、と分かることが続けて起こりました。

だから、今の私は、自分がADHDである理由が全く分からないわけではありません。

でも、あのとき友人からきいた言葉を今もときどき思い出します。

ADHDである意味はきっと、私が思っている以上にたくさんあるんだと思っています。たくさんみつけていけたらいいな。

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