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[FTX]「自分の性や外見を嫌がっている自分』を見ないふりすることで大人になった気がしていた

私の性自認を一言で書くと「なんだか分からないけど、女性であると納得したことは一度もない」
って感じ。

でも、女性装をして約30年生きてきました。

そんな私の変化を順を追って書くと以下。

  • ショートカットに
  • 直線的なメイクに
  • メンズカットに
  • 胸が目立たない服装に

きっかけは、友人がショートカットの私を見て

「カッコイイ系! むしろそっちに突き進んでほしいくらい」

と言ったこと。

試しに直線的な眉のメイクをしてみたところ、自尊心がばびゅびゅびゅーーーーん!!!と上がったのでビックリしました。
心のどこかで、誰かにこう言ってもらうのを待っていたのかもしれません。

ずっと女性装をしてきた理由は以下3つ。

  • 背が150くらいしかない
  • 胸が潰れにくい
  • 女性装を拒否するほど女性性が受け入れられないわけではない

さらに、

  • 「女でいたくない」という心理を「立ち向かわなければならないものへの逃避」のように感じて嫌だった
  • 「自分の性に対する葛藤」は第二次性徴期で終わったことにしたかった

というのがあります。

「女性性が受け入れられない自分」を「ごちゃごちゃ言い訳してないでやるべきことやれよ」と叱り飛ばしていました。

直線的な眉を描いて鏡を見た瞬間、
「あ、私の正解はこっちだ」
と思いました。

きゃりーぱみゅぱみゅの「つけまつける」の意味も分かったし、jMatsuzakiさんが「着替えは自尊心のため」と言っているのも分かりました。

今まで肺を上半分しか使っていなかった気がしました。
はじめて、肺の下半分に空気が入った気がしました。
呼吸がしやすくなりました。

逃げかもしれないし厨二かもしれないけど、私は自分の納得する外見を探していこうと思っているのです。

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