今日は待ちに待った、宍倉先生のペンクリニック、そしてBLUE MOONのお迎えの日でした。
BLUE MOONのために、プラチナ万年筆の#3776CENTURYの極太(字幅C)も購入。
CENTURYはAmazonで買ったら左右差が変な感じ(と思っていましたが、宍倉先生に特殊ペン先は持ち方が難しいと教えていただくことになります)だったので、調整をお願いすることにしました。
そして、SAILOR プロフェッショナルギアスリム 雪椿のEF(極細)は、トモエリバーに書くと少しインクが多く、周りにじわじわと広がる(にじむ、とまではいかないが)感じがあったので、少しだけ絞っていただくことにしました。
行って早々に「極太は特殊ペン先に入るから、人間が書き方を気をつけないと難しい」と教わる
「これ、うまく書けないんです」と差し出したところ、あっさりと
「あ、これ特殊ペン先だからちゃんと持たないと書けないですよ」
と教えていただきました。
ぼくは
- プラチナの極太や、セーラーのズームやミュージックは特殊ペン先に入る
- 特殊ペン先は、通常のペン先より特に気を付けて、正しい面に正しい角度で当てなければ書けない
このいずれも知りませんでした!
そのため、うまく書けないなあとおもっていたのですが、本当は持ち方のせいでもあったようです。
それでも、買ったばかりの万年筆はなかなか難しいようで、書きやすくするために少し研いでいただくことになりました。
「BLUE MOONを太い万年筆で書きたくて、初めて買ったんです」と泣きついて、丁寧に教えていただきました
先生に「なんでこんなの(扱いが難しいもの)を買ったんですか」と言われ、「これ、BLUE MOONが入れたくて買ったんです」とお伝えしました。だから太字は初めてで、今までは中字までしか使ったことがないです、と。
そして、先生に特殊ペン先のことをいろいろ教えていただきました。
普通の万年筆は、ペンポイントが小さいため、紙に当たる面がすこしずれていても、インクが出てきて、書くことができるそうです。
しかし、特殊ペン先はペンポイントが大きく、本来の上手くインクが出る面から少しでもずれると、書けないのだそうです。
角度も、寝かせすぎてもダメ、立てすぎてもダメとのこと。
ペン先を調整していただき、「ちゃんと持てばちゃんと出る」ように!
ペン先を少しだけ研いで調整していただきました。
これで、ちゃんと持てばちゃんと書けるように、そして、正しい面に当たりやすいようになったようです。
その間にも、宍倉先生が万年筆話を色々してくださいました。
極太やズーム、ミュージックや長刀は、まずペンクリニックに持ち込むのもありかもしれない(良い先生に限る)
ところで、今までに宍倉先生に見ていただいた万年筆は以下の4本です。
- SAILOR プロムナード M(中字)
- SAILOR 雪椿 EF(極細)
- PILOT CUSTOM ヘリテイジ912 F(フォルカン)
- プラチナ万年筆 #3776CENTURY C(極太)
買ったばかりで見ていただいたのは今回だけなのですが、今回は初めて、薄いヤスリのようなシートにサリサリしていただきました。
特に難しいペン先の万年筆は、「あれうまく書けないな」と思ったら、まずは何もせずにペンクリニックに持ち込むようにしようと思いました。
宍倉先生も持ち方に苦労されたと知って、勇気づけられました
宍倉先生も、はじめの頃は苦労されたのだそうです。
内側にひねって持ってしまうと、うまくインクが出ないのだそうです。
(内側にひねりがちなのは、右利きあるあるだそうです。)
Sailorのズームも、21金大型のほうは、いつも正しく持てるまで、苦労されたとか。
宍倉先生でも最近まで苦労されていたと知って、少し勇気付けられました。
何も知らずに「うまくかけない」とか言ってペンクリニックに行ってしまって、恥ずかしいなと思っていたのですが、やっぱり行ってよかったなと思いました。
また一歩、万年筆に詳しくなりました。あとは持ち方に気を付けるばかりです
ペンクリニックから帰ってきて、なるべくたくさん、極太で書くようにしています。
まだうまく書ける時とかけない時があります。
たくさん書いて慣れていきたいです。