こんにちは。聴覚過敏のかおるんです。
あのサイレンシアに、Sサイズが出ていたので買ってみました。
▼右が普通のサイレンシア。ウレタン製、東急ハンズなどでもよく売っている。NRR32と高性能だが耳の内側からの圧迫感がつらい
サイレンシアよりかなり小さく、遮音性もNRR30と少し低いため、映画館やライブ会場で使うには最適じゃないかなと思ったので紹介します。
サイレンシアSサイズのよいところ!
小さいだけでなく形状に工夫がある。耳の内側への圧迫感が少ない
「サイレンシアSサイズ」は、通常の耳栓と比べてかなり小さいです。(遮音性で有名なモルデックスは、普通のサイレンシアより大きいです。)
▼サイレンシアよりこれだけ小さい「サイレンシアSサイズ」
ちなみに、持ち運びケースのサイズはどちらも同じ大きさ。
そのため、耳の内側の圧迫感が少ないです。
また、一般的なウレタン製耳栓と違い、先端がすぼまっています。
ぼくは、耳栓の圧迫感は、先端から5mmのあたりが勝負だと思っているので、この形状は完璧です。
先端が細く、潰しやすい。外耳を引っ張らずに装着可能
「サイレンシアSサイズ」は、外側から見ると十字に凹みがあります。
これと、先ほどお話しした先端の細さのおかげで、とても潰しやすいです。
普通の耳栓を潰すときは、縦横から押すだけではなく、ぐりぐりと捻るように潰す必要があります。
こちらは、縦横から押すだけで、耳にいれられる細さになります。
また、そのおかげで、外耳を引っ張らなくても装着できます。
これが通常の耳栓では、「潰す動作」をやめた瞬間から耳栓が膨れはじめ、あっという間に耳に入らない大きさになってしまいます。
そのため、急いで外耳を上に引っ張り→急いで耳の穴につっこむ必要がありました。
時には、時間切れで奥まで入らず、潰す作業をやり直すこともありました。
「サイレンシアSサイズ」では、これが必要ありません。
スッと潰して、慌てずに(急ぎますが)耳に入れても、時間切れになることはありません。10回程度装着しましたが、今までに一度もありません。
外耳を引っ張らずに装着できることは、ライブ会場など、後ろの人を気にする場所でも付け外しがしやすいということでもあります。
NRR30がライブ会場や映画館ではむしろ良い
NRR33の耳栓では、映画の囁くようなセリフがよく聞こえないことがあります。
しかし、ライブ用耳栓は高価で、Sサイズの展開も少なく、遮音性能も低めのものが多いです。NRR20〜28dB程度のものが多い印象です。
一般的な聴覚の方にはこれがちょうどいいのだと思いますが、聴覚過敏にとっては「もうちょっと遮音してほしい」という感じです。
また、耳が小さい人には、フリンジタイプのライブ用耳栓は奥まで入らず、遮音効果が十分に得られないこともありますが、
「サイレンシアSサイズ」は耳の小さい僕にも十分に遮音性を得ることができます。
短いため、耳からはみ出る部分が少ない
「サイレンシアSサイズ」は、サイレンシアやミスサイレンシアと比べて短いのも特徴です。
そのため、装着時に耳からはみ出る部分が少ないのもメリットです。
ミスサイレンシアと比べて、「サイレンシアSサイズ」は肌の色との差がありますが、耳からはみ出す部分が少なく、目立ちにくいです。
僕は耳回りはがっつり切っていて、耳の上は刈り上げていますが、はみ出す部分はこのくらいです。
▼はみ出しはこのくらい
耳のあたりまで髪がある髪型の人は、正面から見てもほぼ分からないと思います。
ライブ会場や映画館での耳栓の使用は、まだ認知が広がっていないこともあって、目立たないものを使用したいので、「サイレンシアSサイズ」はありがたいのです。
サイレンシアSサイズを装着して映画館やライブ会場に行ってみます!
大きさも潰しやすさも、遮音性も快適な「サイレンシアSサイズ」、
この耳栓を持って、ライブや映画館に行ってみたいと思います。
赤ちゃんの泣き声や子供のわめき声などをカットしたい場合や、ノイズキャンセリングヘッドホンの内側につけるなら、NRR33のものがよいなあと思うので、2個持ち歩くことにします。
ライブ会場や映画館で使用したら、また使用感を書こうと思っています。
他のサイレンシアと同じようにネット通販の10個入りバリューパックがあるようなので、映画館などで良さそうだったらバリューパックを購入します。