7/14,15と2日間、YouTuberのかずえちゃん(@kazuechan1101)さん主催の期間限定バー、サロン・ド・かずゑに遊びに行ってきました。
そこでわかったこと、考えたことがいくつもありました。それを書き残します。
文中ではLGBTQをセクシャルマイノリティの総称として用います。
LGBTQはたくさんいる。外見ではわからない
サロン・ド・かずゑで話した方の9割はLGBTQでした。
自分こそ、身長150で短髪で黒上下着ていたので「性自認に違和感ある感」を醸していた気がしますが、
会場にいた人はみんな普通の格好をしていました。
だから、最初はストレートかなと思って話しはじめるのですが、話を伺っていくと同性愛者や両性愛者という人が何人もいました。
LGBTQ当事者の自分が、「LGBTQの人ってたくさんいる!」とびっくりしました。
サロン・ド・かずゑからの帰り道、信号待ちのあいだ、駅前で人の流れを見ていました。
この中の8%がLGBTQ、さっきまでの空間では90%くらいがLGBTQだったなと思いました。
でも、見た目は何も変わりません。
「だから、LGBTQに配慮しよう」とかかっこいいことを思ったわけではなく、「ほんとうにLGBTQの人はたくさんいるんだなあ」と知りました。
アセクシャルの方々とはじめてしゃべりました
LGBTQへの偏見はないと思っていたのですが、「アセクシャルの人は感情やテンションの起伏も淡泊なのではないか」と何となく思っていたことに気づかされました。
当たり前ですが、そんなことはないです。
普通に話して楽しい方々でした。
女性装FTM、未治療FTMの人もたくさんいる
サロン・ド・かずゑに着いてすぐのときは、FTMと断言はしませんでした。治療もまだだし、するかも決めていないので、半人前のFTMみたいな気持ちでした。
しかし、サロン・ド・かずゑには女性装で「FTMです」という人も、治療する予定のないFTMの人もいました。
何の服を着てどんな言葉づかいで、どんな仕草でも自由なはずなのに、いつの間にか自分を卑下していたことに気づきました。
自分の性別(ジェンダー)は、パス度によらず、治療の有無によらず、ただ性自認によって決まるのだと、改めて思いました。
外見によらない性を認めてくれる場所もある
心のどこかで「この外見の自分が男性扱いしてもらうには、外見をそこそこ男性に寄せる努力が必要で、それをする気がないなら女性扱いされても文句は言えない」と思っていました。
しかし、サロン・ド・かずゑでは、誰も僕のことを女性扱いしませんでした。
性差の話や性自認の話はあまりなく、特に男性扱いされたわけでもないのですが、「生きているだけで目や耳に入ってくるジェンダー差の話、女性性の話でチクチクとすり減っていく感じ」がなかったのです。
こんな環境で生きていけるなら、もっとゆっくり、純粋に「治療をのぞむ気持ち」と向き合えると思いました。
もっと世の中と関わっていきたい
サロン・ド・かずゑで得た結論は「もっと世の中と関わっていきたい」です。
これまでは、「みんなの意見はそう簡単に変わらない、期待するだけ無駄」と思っていました。
しかし、たった2日間の数時間ずつの経験で、自分の考えはたくさん変わりました。
全員の考えが変わるのは難しいかもしれないけれど、理解者が増えるだけでもっと生きやすくなります。
そのために自分ができることもまだあると思いました。
まとめ
直接会ってはじめてわかることってたくさんある
いろんな人に会いに行こう
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