聴覚過敏がひどくて、イヤーマフを散々検討した挙句、ノイズキャンセリングヘッドホンを購入しました。
今日は、
- ノイズキャンセリング性能
- 装着の快適さ
の2点だけを見て、おすすめのイヤホンとヘッドホンを紹介します。
安い買い物ではなく、試聴に何度も行って検討したので、聴覚過敏のかたは参考にしてください!
以下、ノイズキャンセリングをNCと書きます。(ノイズキャンセリング性能ならNC性能、ノイズキャンセリングヘッドホンはNCヘッドホンなど)
ぶっちゃけこの四択
候補は、早くから四択でした。
- Bose QuietComfort 20
- Bose QuietControl 30
- Bose QuietComfort 35 II
- SONY WH-1000XM2
上2つがBOSEのイヤホン、3つめがBOSEのヘッドホン、一番下だけSONYのヘッドホン。
1年ほど前まで、聴覚過敏に有効な性能のNCイヤホンはBOSEしかありませんでした。
本来、NCイヤホン・NCヘッドホンは、音楽を聴くのに弊害となるノイズを消すことが目的。
「ノイズを消すこと」ではなく「音楽を聴くこと」が目的です。
よって、「ノイズを消す」ためにNCヘッドホンを試すと、がっかりすることが多いです。
そんな中でも「お、これは!」と思ったのはこの4つだけでした。
Bose QuietComfort 20(有線イヤホン)
QuietComfort(以下QC20)は、何年も前からほしかったイヤホンです。NC性能に初めて感動したイヤホンでもあります。
イヤーピースの形が独特で、耳の穴の小さい僕にもフィットします。
僕が本格的にNCイヤホン・ヘッドホンの購入を検討した2018年11月ごろには、すでに店頭にはありませんでした。
(ネットでは今でも購入できます)
Bose QuietControl 30(Bluetoothイヤホン)
QC20にかわって店頭に展示されていたのが、QuietControl 30(以下QC30)です。
こちらはBluetooth仕様で、スマホ経由で「ノイズをどの程度消すか」を選ぶことができます。
だから、商品名がComfortではなくControlなのです。
耳へのフィット感はQC20と同じような感じ。
こちらは、NCをオンにすると、低めのノイズが少しだけ入ります。
僕にはNCの恩恵による快適さが勝りましたが、購入する際は一度店頭で試聴することをおすすめします。
NC性能はQC20とあまり変わりません。(NC性能の好みでいうとQC20のほうが好きです。)
優先でつながなくてよいのはうれしい。
しかし、肩に乗せるパーツが必須であり、どうも肩が凝りそうだったので候補外に。
Bose QuietComfort 35 II(Bluetoothヘッドホン)
QC30を試聴に通っていて見つけたのがQuietConfort 35 II(以下QC35II)でした。
最終的に、これを購入しました。
下に書くWH-1000XM2と比較し、音以外の快適さの点でこちらを選びました。
ヘッドホンのよいところは、「なかに耳栓をつけられる」ところ!
イヤホンにはないメリットです。
単体でも、聴覚過敏の辛さをじゅうぶん軽減すると思いました。
SONY WH-1000XM2(Bluetoothヘッドホン)
NC性能はBOSE一強と決めてかかっていた僕が驚愕したのがこちらでした。
中低音はBOSE以上にカットされています。
電気屋さん特有の、音割れなのかビリビリした店内放送も角が取れて不快感が軽減。
そして、QC35IIと比べてとても強いのが、本体の遮音性です。
まるでイヤーマフのようで、左右から押す力も強く、ノイズがあまり入ってきません。
はじめて試着したとき、NCがオフのまま「おお~NC性能いいな」と思ってしまったほど。
単純に聴覚過敏を軽減するためなら、本体の遮音性・NC性能ともにBOSEを上回ります。
ではなぜQC35IIを購入したのか
長時間つけたかったからです。
長時間装着するには、SONY WH-1000XM2は締め付けが強くてきついだろうなと思いました。
実際の重さは30グラムほど(QC35IIが約240g、WH-1000XM2が約275g)で大した差はないのですが、QC35IIのほうがかなり軽く感じます。QC35IIのほうが快適だからだと思います。
音楽を聴くときも、聴覚過敏がつらいときにも、いつでも気軽に装着できるという点で、QC35IIに決めました。
ちなみに、QC35IIとSONY WH-1000XM2の音は、好みの問題で、良い悪いはあまりないと思います。
低音がボンボンするのが好きな人はSONY、芯のある低音が好きな人はBOSEという感じ。
ところでイヤーマフと比べてどうなのよ
以前、イヤーマフを試着したことをブログに書きました。
>> 聴覚過敏の味方!イヤーマフを東急ハンズ新宿店で試着してきた
QC35IIを購入してから、また店頭でイヤーマフを見かけたので、試着してみました。
X3A(締め付けが弱く、軽いが低性能)~X5A(締め付けが強く、重いが高性能)のどれよりも、QC35IIのほうが快適です。
そして、NCをつけないときの遮音性はX3Aと同じくらい。
NCをつけると、「X4Aより少し人の声が大きい」くらい。
やはり人の声の音域はNCが効きづらいようで、物理的に振動を断ってしまうほうが効果があります。
まとめ
- 装着の快適さは無視してNC効果が必要ならSONY WH-1000XM2
- 装着の快適さや耳栓の利用も考慮するならBOSE QC35II
- 聴覚過敏対策に、イヤーマフだけでなくヘッドホンも検討してみて
初めまして
聴覚敏感で音に悩んでおりまして、こちらの記事大変ありがたいです
ソニーのwhー1000×3を買いましたが、 5分以上(無操作で)経つと勝手に電源が切れる仕様でした。
Boseはそのようなことはありませんか?