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「音楽聴きながら〜」はマルチタスクだから良くないとされているけど聴覚過敏にとってはそうでもないという話

こんにちは。かおるん( @kahoblog )です。

人間の脳はそもそもマルチタスク ができないのだそうです。
だから「マルチタスクはよくない」「やろうとしても無駄だ」といわれます。

そのため、作業中に音楽を聴くのは本当はよくないとしばしば耳にします。

最近、私もその話に影響されて、作業中に音楽を聞くことを控えてきました。

色々考えた結果、「聴覚過敏の者には必ずしも当てはまらないのでは」と考えるようになりました。

今日はその話。

目次

聴覚過敏とは雑音を雑音として処理できないの脳のことである

時々誤解されますが聴覚過敏とは小さい音が聞こえてしまうというのとは少し異なります。

聴覚過敏である私が日常的に困ることは
・騒がしいところで人の話す声が聞こえない
・雑音が気になって集中が削がれる
・非常に苦手な音がある(ペットボトルを潰す音等)

などです。

一般に人間には雑音を雑音として処理する能力が備わっています。
雑音の中にいたとしても、しばらくすれば「これは雑音である」「これは雑音ではない」と判断して、雑音を無視することができるのだそうです。

しかし聴覚過敏の私には雑音を雑音として捨てる能力がありません。
聞きたい音とともに、聞きたくない音も常に聞こえてしまいます。

「聴覚過敏にはカクテルパーティー効果が効かない」と言うのはこういう理由です。

聴覚過敏の者には日常がマルチタスク

私は今自宅でこれを書いています。

今私には
・部屋のエアコンの音
・浴室に自動でついている24時間換気のファンの音
・冷蔵庫からの音
・窓の外の自動車が走る音
・どこかでヘリコプターが飛んでいる音

が聞こえています。

私は今これらの音を「音がするなあ」と意識しながら書いています。
だんだん気にならなくなるということはありません。

したがって、私はいま文章書いていますが、
強いて言えば「雑音を気にしないようにしようと強く意識しながら文章を書いている」と言えます。

結局マルチタスクならタスクの数は少ない方が良い

ここで、イヤホンを装着して音楽をかけます。

すると、私の耳に聞こえていた5つの雑音はなくなり、音楽だけが届くようになります。

文章を書くのに集中するために雑音を無視するなら、「あれとこれとそれと……を気にしないようにする」より、「この音楽を気にしないようにする」ほうが楽です。

複数の音を頑張って気にしないようにしていると、だんだんイライラしてくるのですが、
(聴覚過敏でない人は、「雑音が消せないほど大きい高架下や工事現場の目の前で計算問題を解く」と思ってみてください)

音楽をかけながら何か作業をする場合には、あまりイライラしません。

聴覚過敏の人は、「音楽を聴きながら〇〇がマルチタスク」というのはあまり気にしなくていいんじゃないかなと思います。

耳栓で解決するのか

耳栓をして、よくなる人もいると思います!
私はウレタンの反発で耳の内側が押される感じが苦手です。
(無印良品のだけちょっと大丈夫)

そういえば、イヤーマフの試着に行きました。
聴覚過敏の味方!イヤーマフを試着してきたよ

けっこう、押される感じがありましたが、効果は大きかったです。

まとめ

  • 聴覚過敏の人は「ながら音楽」を無理してやめなくていい
  • 耳栓やイヤーマフという手もある
  • みんなそれぞれ、心地よい環境の作り方をみつけられるといいよね
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