マインドフルネスの話、拒食が治った日のごはんが美味しかったこと

昨日は、F太さんとjMatsuzakiさんの「ひらめきラジオ」の収録現場にお邪魔してきました。

昨日のテーマは「マインドフルネス」でした。

私はマインドフルネスについて何も知らず、生活に取り入れたこともない状態でお話を聴きに行きました。そんな私が、二人のお話を聴きながら、「マインドフルネスってとても良いことに違いない」と思いました。
私がそう思った根拠は、私自身のひとつの「ごはんが美味しかった体験」です。

私の「拒食症」

私は中学のときから10年間、拒食症でした。

どういう拒食症だったかというと、「ダイエットのことを考えてしか、ものを食べられない」というものでした。

学生のときの食生活はこんな感じ。

朝食 牛乳 チーズ ヨーグルト 食パン
昼食 無調整豆乳 納豆巻き ファイブミニ
夕食 サラダ チーズ コンビニおにぎり1つ

糖質に気を付けて、総カロリーは摂りすぎないように、タンパク質は摂っていました。低GIのものから食べるようにしていました。
ほかにお水を1.5Lくらいと、ビタミンACEのサプリメントも飲んでいました。

周りに「ダイエットしている」と思われるのが嫌だったので、家族の前では食パンを食べていたし、友達とパスタ屋さんに行けばパスタを食べていました。

拒食症って、「何も食べたくなくなる」とか「食べても戻してしまう」ものだと思っていて、自分が拒食だなんて思ってもみませんでした。

私は、自分が太っているから、適切な食生活をしているだけだと思っていました。
ダイエットをしているとすら、思っていませんでした。
(当時はBMIでいうと18.6~7だったので、数値だけで見れば別に太っているわけではありませんでした。でも標準体重のBMIが18.5~24.9と書いてあったので、18.5を切りたかったのです。)

10年目にしてようやく「私は拒食症かもしれない」

ダイエット方法を調べていたときに、ステップあやさんという方のブログにたどり着きました。

ご自身が過去に摂食障害だったことを書かれていて、その内容が私とそっくりだったので驚きました。
そのときはじめて、私は拒食症かもしれない、と思いました。

ちなみに、拒食症はこのあと1週間くらいですぐに治りました。

自分の食生活が異常なものだったと自覚して、自分の体型のことをいったん手放してみよう、諦めてみようと思ったのです。

拒食症を治すときに困ったこと

話が少しそれますが、拒食症を治すにあたって困ったことを書きます。

拒食症を治そうと決めて、ステップあやさんの本を読みました。
そしてまず「身体が求めているものを食べるようにしよう」と思いました。しかし10年も拒食だったので、自分の身体が何を求めているのか分からなくなっていました。

友人に相談すると「好きな食べ物を食べたら?」と言われたのですが、好きな食べ物も特にありません。
10年間、「好きだから」という理由で何か食べたことなんて、なかったからです。

レストランに行っても

  • なるべく低GIなもの
  • なるべく低糖質なもの
  • タンパク質が摂れるもの
  • 塩分の少ないもの

という基準でしか、選んだことがありませんでした。

ごはんが美味しかったこと。「おいしい」と心から言ったこと。

そのころたまたま、実家で食事をしました。
母が作ってくれたのはミネストローネでした。

あやさんの本に「しっかり味わって食べよう」と書いてあったので、ミネストローネを味わって食べようと思いました。

口に入れて、舌にのせて、噛んで。
大豆がほどけて、スープは少し酸っぱくて、トマトの実は少し甘くて。

美味しくて、びっくりしました。
ひとの味覚ってこんなに刺激されるんだなあ、と思いました。

思わず「おいしい!!!」と言っていました。
言った自分の声が自分の耳に入ってきて、「世の中にこんなに美味しいものがあるなんて知らなかった!」と驚いたときの声だなあとどこか冷静に思いました。

こんなに心の底からおいしいと言ったのは、記憶にある限り初めてでした。
頭の中が「美味しい」でいっぱいになって、幸せな気持ちになりました。

体型のことしか考えずにご飯を食べていたことが、いかに異常で、いかに勿体なかったかがわかりました。

マインドフルネス=今目の前で起こっていることに集中する

ようやくマインドフルネスの話に戻ります。

昨日のラジオによれば、マインドフルネスとは「今目の前で起こっていることに集中する」という生き方のことです。

食事をしているときに、
「〇〇kcalかなあ」
「塩分少し多めだから後でデトックスティー飲まなきゃ」
と考えているのは、マインドフルネスではない状態です。

たしかに目の前の食事のことを考えてはいるけれど、過去につけた知識で考えているし、これが自分の体重にどう響くかばかり考えているからです。

私が母のミネストローネを「おいしい!」とびっくりしながら食べていたとき、私はマインドフルネスな食べ方をしていたんだろうと思います。

だから、マインドフルネスに生きられたら、それはきっと、とっても素敵なことだろうと思えました。

 

拒食症のことも書きたくて少し長くなってしまいましたが、
マインドフルネス、取り入れてみようと思います。

私はなんとなく、カタカナの名前と『禅が基になっている』とかいうことで宗教っぽさを感じて一歩引いていたのですが、
むしろ逆なんだそうです。

『禅の考えから宗教色を抜いて、普通の人にも効果のある科学的な部分を抽出したもの』だそうです。

 

昨日のラジオのアーカイブはここ

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