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「竹内朱莉さんは交差点の歌詞をありがとう以外知らないのか?」についての調査と考察

竹内朱莉さんは交差点の歌詞をありがとうしか知らないのか、実際に調べてみる。
……というのはまあ冗談である。 「知らないはずがない」というのを小田さくらさんもわかっているから書いたのだろう。

私ももう少し竹内さんがしっかり歌っていたこともあったような気がするが、正確にはいつどのくらい歌っていたのかが気になり、手元にある映像資料を見て検討してみた。

結果、やっぱり竹内さんはすごいなあ、尊敬できるなあと感じたので、いま記事を書いている。

注意
考察は全て、個人の想像によります。
引用以外の全ての文末に「〜と私は個人的に思っているが、事実とは異なる可能性がある。」と付け加えて読んでください。

目次

調査方法:卒コンを視聴して表にまとめる

和田彩花さん以降の卒コン、すなわち和田彩花さん・勝田里奈さん・中西香菜さん・船木結さん・笠原桃奈さんの卒コンを視聴し、表にまとめる。

ただし、勝田里奈さんの卒コンについては、以前U-NEXTで視聴したのみであり現在視聴ができないため今慌ててブルーレイを注文したところである。
勝田里奈さんの卒コンについてはこれが届き次第加筆することにする。
(記憶を辿ってみると、勝田さんの卒コンの交差点は、勝田さんが上段にいて、歌っているメンバーを見下ろしていた記憶がある。
そして、みんなが泣きまくっているのを見て勝田さんがむしろ笑ってしまっていたのを覚えているので、勝田さんの卒コンでは竹内さんはそこそこ泣いていたかもしれない。)

田村芽実さんの卒コンや、福田花音さんの卒コンでも交差点は歌われている。
こちらもいずれ円盤を入手することがあればデータを加えたいと思っている。

ソロまたは数人で歌っているパートのみを書き出した。
他の部分については全員で歌っていると思う。(もし間違っていたらどなたかご指摘いただけると助かります。)

結果

凡例は次の通りである。

この曲において歌えたか歌えないかで丸とかバツとかをつけたくなかったので、適当な記号になっている。
◯は、ほぼCDの音源通りの音程と長さで歌えているもの。
◆は、歌詞すべて聞き取れるが、 音程が本人の歌唱力と比較して明らかにズレていたり、音符の長さいっぱいまで伸ばせずに切れてしまっているものなど。
・は、歌詞が聞き取れない、歌えていない箇所があるもの。

他に、全員で歌うパートでマイクを外して涙を拭っているメンバーはいつも複数名いるが、このことは一切カウントしていない。

和田卒勝田卒中西卒船木卒笠原卒
午前2時のメール…かみこかみこかみこわー
次の夢教えてくれた…タケタケタケタケ
一緒に見た景色…りかこりかこりかこりかこ
全部大切な思い出さ…笠・船笠・船・鈴鈴・ため
不器用な人だね…かむ・はちれらかむ・はちれられら・ケロ
だけど君の目を…りなれられら
悔しさを笑顔で包む…かなかむかむかむ
ずっと憧れていたよ…むろむろかみこかみこ
ありがとうタケタケタケタケ

考察:「歌えない」イメージがついたのはふな卒以降?

竹内さんの歌唱に注目すると、和田さんの卒コンでは最初のソロは歌いきっており、最後の「ありがとう」も歌いきってから声が震えたくらいである。
他のメンバーで歌詞が聞き取れないほど泣いていた人もいるので、竹内さんに特に「泣いて歌えなかった」という印象はない。

中西さんの卒コンではむしろ、「泣いている人もいる中、泣かずに笑顔でいる」側である。
泣いて歌えなかったという印象は全く無い。

これに対し、船木さん・笠原さんの卒コンでは、最初のソロパートを歌い切っていない。

竹内さんの涙が印象的なのは、直前の曲との差でもあると思うが、
データを見る以上、竹内さんが最初のソロパートを歌えていないのはここ1年ということになる。

(ただし、2019年9月末の勝田さんの卒コンではこのパートも泣いていた記憶はある。
一応付け加えておくと、現在持っているデータによると、「勝田さんの卒コン時には竹内さんはまだ中西さんの卒業時期を知らない」ため、配慮する必要がなかったのではないかと思う。)

中西香菜さんの卒コンで竹内朱莉さんが笑顔だったことについて

特筆したいのは、中西香菜さんの卒コンでは2つのソロパートを歌いきっており、「ありがとう」で一瞬声がブレる様子があるものの、全く泣いておらず、笑顔すら見せていることである。
複数人で歌うパートで、マイクを外して涙を拭っているメンバーもいる。しかし、竹内さんはこの曲のあいだじゅう、泣いているメンバーを気遣いこそすれ、常に笑顔である。
卒業する中西さんとアイコンタクトをして笑い合ってもいる。

このことと、この考察を記しておきたくて、この記事を書いている。

卒業が相次いだ時期の竹内さんの心境

竹内さんは雑誌のインタビュー(IDOL AND READ 027)において卒業が相次いだ時期の心境を引用する。

私はそんなに焦りとかなかったんですけど、後輩たちがみんな不安がっていたので、そこからどうモチベーションを上げるかということばかり考えていました。

別に先輩や卒業して行ったメンバーに頼りきっていたわけではないと思うんですけど、単純に「あの人がいてくれたから安心だった」みたいなことは離れて初めて気がつくじゃないですか。

そこで「自分たちがあの人のようにできるかわからない」みたいな不安が生まれてくると思うんです。なので、その不安を取り除いてあげることが私の仕事だと思っていて。

(IDOL AND READ 027 p.120より)

竹内朱莉さんは全体への影響を考えて行動する人なのではないか

竹内さんは全体への影響を考えて行動する人なのではないかと思う。

実際に、「朝まで生竹内」でも、竹内さんが「リーダーになったタイミングでプレッシャーがあって吐きそうだった時期がある」という話をして、川村さん・上國料さんはそれを当時全く知らなかったと驚いていた。

それに対し、竹内さんは「だって言ってないもん」としれっと述べ、その理由を「私はそういうそぶりを見せるキャラではないし、私がそういうのを見せてしまったら、一気に楽屋の雰囲気が悪くなる。だからみんながマイナスになってしまう(皆にとって良い影響がない、の意だと思われる)から」と言っている。

全体への影響を考えて、不都合がある場合には、それを微塵も感じさせないような人なのではないだろうか。

メンバーを、ファンを不安にさせない心意気

「スマイレージ時代から苦楽を共にしてきた中西さんに、船木さんや笠原さんほど思うところが無い」はずがない。(人への気持ちの大きさに大小をつけたくないため、持って回った言い方になっている。中西さんへの思いは相当に大きいはずだ、の意味。)
「思いが小さいから泣いていない」のではなくて、「自分が笑顔でいるべきだから、笑顔でいる」のだ。

和田さんが卒業し、2期メンバーが協力して引っ張っていく時代がやってきたかと思いきや、3ヶ月後に勝田さんが卒業し、そして中西さんが卒業する。
メンバーだって不安だっただろうし(実際にそうであったことは、「朝まで生竹内」において上國料さんと川村さんが述べている)、
ファンだって「おいおい大丈夫か」と思った人がいたはずである。
ファンはまだ当時は知らないが、そのすぐ後には室田さんと船木さんの卒業も控えている。

そういう人たちを不安にさせないために、竹内さんは中西さんの卒コンを笑顔でやりきったのだと思う。

最後に一言ずつ挨拶を述べる場面でも、他のメンバーにリハーサルで泣いていたことをバラされたり、一瞬泣きそうになって真顔になったりはするが、竹内さんは泣いていない。笑顔である。

挨拶から少し引用すると、以下の通りである。
「このグループでまだまだ頑張っていかなきゃいけないなとも思いましたし」
「今みんなの感想を聞いててもすごく頼もしい後輩ばっかりなので」
「頼もしい後輩が沢山いるのでこれからの未来もすごく楽しみになりましたし」
「ずっとこれからも(心の中では、2期の)4人と一緒に、今後私はリーダーとしてこのグループを引っ張っていけたらいいなと思いますし」
「私はすごく今、今後の未来が楽しみなので、みなさんもよかったら一緒に私たちとついてきてくれたらいいなと思います」
(以上、書き起こし。丸括弧内のみ、かおるんによる加筆)

もちろん「寂しい」という言葉も口にしている。
しかしこれは「卒業を聞いたときには」「中西さんの卒業を実感したときには」寂しいと思ったが、それは過去であり、今は今後を楽しみに感じている、という文脈でしか使用されていない。
「今は不安や寂しさはなく、ただ楽しみである」ということが繰り返し語られている。
そして「あのー、楽しみです、ほんとに」と述べて、「あははは」といつも通りの笑いを見せるのだ。

船木さん・笠原さんの卒コンでの涙について

では、船木さんや笠原さんの卒コンの交差点でぼろぼろに泣いていたのは何故か?
というと、わたしの予想は「メンバーたちの不安を取り除く必要がなくなったから」だと思う。

船木さん卒コンを乗り越えた8人への信頼

「朝まで生竹内」では、2019年秋〜2020年春の「3ヶ月ごとに1人卒業」の時期を乗り越えた8人(船木さん卒コンにフルで出演したメンバー)について、

竹内:ここ(この時期)は本当にみんなで頑張ったっていう感じだよね
川村:踏ん張りました
上國料:ほんとにしんどかったですもん
竹内:しかも、みんなからしたら、先輩が一気にいなくなったじゃん。それを乗り越えられたのは大きいと思う。だから今、誰かが卒業して、加入してきますってなっても、別にそんなに不安要素がないのは、あの時代を乗り越えた人たちがいるから
上國料:その時代の絆がちょっとありますよね
竹内:それが逆に、その時代を経験したメンバーが1人もいなくて、私プラスその時代を経験してないメンバーだけとかだったらたぶん無理だと思う。だから今のメンバーには安心感しかない
上國料:あの8人は強かったなと思う
川村:頼もしかった
竹内:十人十色のときみたいな。不安要素もひとつもなくて。別に無敵だわ、みたいな。自分が前に出ようと思わなくても別にいいやみたいな
上國料:みんなで強いみたいな

というような会話がある。

IDOL AND READで言っていたような後輩たちの不安は、少なくとも船木さんの卒コンの時点で、既に解消されていたのだ。

「以前はメンバーの不安を取り除く必要があったが、なくなった」説

以上の考察により、

2019年12月の時点では、メンバーやファンの不安を取り除く必要があったから、笑顔でやり切り、
2020年以降それが必要なくなったので、卒業を見送る1人のメンバーとして歌唱した結果、歌えないほどになったのではないか

というのがわたしの結論である。

後輩に背中を預ける竹内朱莉さんのかっこよさ

ここからはただの感想である。

後輩に歌唱を全投げして、いちメンバーとして送り出すためだけに歌う姿を、とてもかっこいいと思った。

現在、アンジュルムの歌唱には竹内さんの歌が必要である、と私は思う。(竹内さんは「朝まで生竹内」でこれを否定しているため、言うのが憚られるが。)
他のメンバーが何かのきっかけでピッチやリズムがずれてしまったときに、それを戻す役割は、現状では竹内さんしかできないからである。

しかし、この曲においては、元々ピッチやリズムがシビアな曲ではないにせよ、歌唱について後輩たちに背中を預けきっている。

昨日更新された上國料さんのブログに、竹内さんが発した言葉がみんなを奮起させたと書かれていた。
» 『うっ 上國料萌衣』
かっこいいな、流石のリーダーだな、と思う。

それと同時に、「必要なときにはリーダー的な役割をしながらも、必要がないときにはいつでも、ひとりのメンバーとして、活動やパフォーマンスを楽しむ姿」を、更にとてもかっこいいと思う。

竹内さんが愛される理由に、飾らなさや謙虚さがあると思う。
今までなんとなく感じていた「飾らなさ」に、ひとつ具体的な例をつけることができた気がして、嬉しくなった。
これからも竹内さんの素敵なところを沢山見つけながら、応援していきたい。

今までに書いた、竹内朱莉さんの魅力を紹介する記事たち
» 桃源郷の前に、アンジュルム2代目リーダー竹内朱莉さんの考察について簡単にまとめておく
» 新参がバラコンのダイジェストから竹内朱莉さんの歌唱をピックアップして聴き比べたらさらに好きになるしかなかった
» アンジュルムのリーダー竹内朱莉さんの意外な魅力がわかる動画4編

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